ダーマペンのニキビ跡への効果とは?仕組みと施術の流れを解説

ニキビが治ったあとに残る跡は、ニキビそのものが治まってからも長期間にわたって肌の悩みとして残り続けることがあります。赤みや茶色い色素沈着、肌表面がデコボコしたクレーター状の跡など、その種類はさまざまです。スキンケアを丁寧に行っても改善しにくいニキビ跡に対して、近年クリニックで注目を集めている施術がダーマペンです。細い針で肌に微細な穴を開けることで自己治癒力を引き出し、肌を再生へと導くこの施術は、ニキビ跡治療において多くの実績を積み重ねてきました。この記事では、ダーマペンがニキビ跡にどのような効果をもたらすのか、その仕組みや施術の詳細、気になるダウンタイム、効果が出るまでの期間などを詳しく解説します。


目次

  1. ニキビ跡の種類と特徴
  2. ダーマペンとはどのような施術か
  3. ダーマペンがニキビ跡に効果的な理由
  4. ニキビ跡の種類別・ダーマペンの効果
  5. ダーマペンの施術の流れ
  6. ダウンタイムと副作用について
  7. 効果が出るまでの期間と推奨される施術回数
  8. ダーマペンと他の施術の組み合わせ
  9. ダーマペンが向いている人・向いていない人
  10. 施術前後に注意したいポイント
  11. まとめ

この記事のポイント

ダーマペンは微細な針で真皮層を刺激しコラーゲン産生を促すことで、クレーターや毛穴の開きなどのニキビ跡を改善する医療施術。効果実感には3〜4週間ごとに5〜10回の継続施術が必要で、活動期ニキビや妊娠中は施術不可。

🎯 ニキビ跡の種類と特徴

ダーマペンの効果を正しく理解するためには、まずニキビ跡がどのような状態であるかを把握しておくことが重要です。ニキビ跡は大きく分けていくつかの種類があり、それぞれ肌の状態が異なります。

一つ目は「赤みのニキビ跡(紅斑)」です。ニキビが炎症を起こしたあと、血管が拡張した状態が続くことで肌が赤く見える状態です。ニキビ跡の中では比較的新しい状態に多く、時間の経過とともに薄くなることもありますが、長期間残る場合も少なくありません

二つ目は「茶色い色素沈着(炎症後色素沈着)」です。ニキビの炎症によってメラニンが過剰に産生され、肌に沈着してしまった状態です。日焼けや摩擦によって悪化しやすく、スキンケアだけでは改善に時間がかかります。

三つ目は「クレーター(陥没型のニキビ跡)」です。ニキビの炎症が深部の真皮層にまで達し、コラーゲン線維が破壊されることで肌の表面が凹んでしまった状態です。アイスピック型(深く細い穴状)、ボックス型(角ばった凹み)、ローリング型(なだらかな凹み)など形状はさまざまで、スキンケアや市販のコスメではほとんど改善することができません。

四つ目は「毛穴の開き」です。ニキビを繰り返すことで毛穴周囲の組織が傷つき、毛穴が目立ちやすくなることがあります。ニキビ跡と毛穴の開きは密接に関連しており、一緒に悩まれる方も多くいらっしゃいます。

これらのニキビ跡に対して、ダーマペンは特に真皮層へのアプローチが必要なクレーターや毛穴の開きに対して高い効果が期待される施術です。

Q. ダーマペンがニキビ跡のクレーターに効果的な理由は?

ダーマペンは極細の針で真皮層に微細な穴を開け、肌の自己修復機能を活性化させる施術です。線維芽細胞が刺激されてコラーゲンとエラスチンの産生が促進され、破壊された真皮層が再建されることで、陥没したクレーター状のニキビ跡が徐々に改善されます。

📋 ダーマペンとはどのような施術か

ダーマペンは、先端に複数の極細の針が搭載されたデバイスを使い、肌の表面に均一に微細な穴(マイクロチャネル)を開ける施術です。医療機関で行われる医療行為であり、クリニックの医師や看護師などの医療従事者が施術を担当します。

ダーマペンのデバイスは電動式で、針が高速で上下運動することにより、肌への均一な穿刺が可能です。針の深さは0.2mmから2.0mm以上まで調整ができ、治療する部位や目的に応じて適切な深さに設定します。ニキビ跡の治療では、浅い層から深い真皮層まで働きかける必要があるため、部位によって針の深さを調整しながら施術が進められます。

現在クリニックで使用されているダーマペンにはいくつかのバージョンがあり、最新モデルは針の精度や施術時間の短縮、肌への負担軽減などが改良されています。日本国内でも多くのクリニックに導入されており、ニキビ跡治療の代表的な施術の一つとして定着しています。

施術の際には、皮膚の感覚を鈍らせるために麻酔クリームを事前に塗布することが一般的です。麻酔が効いた状態で施術を行うため、痛みは大幅に軽減されます。施術時間は顔全体で30分程度が目安ですが、クリニックやオプションによって異なります。

💊 ダーマペンがニキビ跡に効果的な理由

ダーマペンがニキビ跡に効果的とされる理由は、肌の持つ自己修復機能を積極的に引き出す点にあります。

肌に針で微細な穿刺を行うと、肌はその傷を修復しようとして活発に再生を始めます。この過程で重要な役割を果たすのがコラーゲンとエラスチンです。線維芽細胞が活性化されてコラーゲンの産生が促進され、失われていたハリや弾力が回復し、肌の凹みが改善されていきます。この反応は「コラーゲンインダクションセラピー(CIT)」とも呼ばれ、ダーマペンの作用の根幹となっています。

クレーター状のニキビ跡は、真皮層のコラーゲンが破壊されて肌が陥没している状態です。ダーマペンで針を刺すことで真皮層を刺激し、その部位のコラーゲン産生を促すことで、徐々に凹みが浅くなり肌表面が均一に整ってくることが期待できます。

また、ダーマペンで開けた微細な穴は「マイクロチャネル」と呼ばれ、美容成分の経皮吸収ルートとしても機能します。通常の肌では成分が浸透しにくい角質層のバリアをこのマイクロチャネルが一時的に開放するため、ヒアルロン酸や成長因子(グロスファクター)などの美容成分を格段に高い吸収率で真皮層まで届けることが可能になります。これによって、コラーゲン産生のさらなる促進や肌再生のサポートが行われます。

さらに、ターンオーバー(肌の細胞の生まれ変わりサイクル)を正常化させる効果も期待されています。ニキビ跡のある肌では細胞の入れ替わりが滞りがちですが、ダーマペンの刺激によってターンオーバーが促進されることで、色素沈着や赤みの改善にもつながります。

Q. ダーマペンの施術当日の流れはどうなっていますか?

施術当日は、洗顔後に麻酔クリームを20〜40分塗布して痛みを軽減します。その後、消毒を行いダーマペンで顔全体に針を刺す施術を15〜20分実施します。施術直後にヒアルロン酸や成長因子などの美容成分を導入し、最後にクーリングマスクで鎮静ケアを行って終了します。

🏥 ニキビ跡の種類別・ダーマペンの効果

ニキビ跡の種類によってダーマペンが働きかけるメカニズムが異なります。種類別に期待できる効果を詳しく見ていきましょう。

🦠 クレーター(陥没型のニキビ跡)への効果

クレーター状のニキビ跡は、ニキビ跡の中でも最も改善が難しいタイプです。真皮層のコラーゲンが失われて肌が物理的に凹んでいるため、表面だけにアプローチするスキンケアでは太刀打ちできません。ダーマペンはこの真皮層に直接針を刺してコラーゲン産生を刺激するため、クレーター改善において最も効果が期待できる施術の一つとされています。

特にローリング型やボックス型のクレーターに対して高い改善効果が報告されています。アイスピック型は深く細い凹みであるため、改善に時間がかかることもありますが、施術を重ねることで徐々に変化が見られます。

クレーターの深さによって針の深さを適切に調整することが重要であり、これがクリニックで医師が施術を行う必要がある理由の一つです。適切な深さで刺激を与えることで、凹んだ部分のコラーゲンが新たに産生され、肌の表面が徐々に持ち上がってくることが期待されます。

👴 毛穴の開きへの効果

ニキビを繰り返した肌では、毛穴周囲の弾力が失われて毛穴が広がった状態になることがあります。ダーマペンによってコラーゲンやエラスチンの産生が促されると、毛穴周囲の組織がしっかりとしてきて毛穴が目立ちにくくなる効果が期待できます。

毛穴の開きはクレーターよりも比較的浅い層の問題であるため、ダーマペンの効果が出やすいニキビ跡の一つといわれています。施術を数回繰り返すことで、毛穴の引き締まりが実感できるようになるケースが多いです。

🔸 色素沈着(茶色いニキビ跡)への効果

ニキビの炎症後に残る茶色い色素沈着に対しても、ダーマペンは一定の効果が期待できます。ダーマペンによるターンオーバーの促進で、メラニンが蓄積した古い細胞が入れ替わり、色素沈着が薄くなっていく効果が見込まれます。

ただし、色素沈着に対してはダーマペン単独よりも、トランサミン(トラネキサム酸)やビタミンCなどの美白成分の導入と組み合わせることでより高い効果が得られる場合があります。また、レーザーやピーリングなどとの組み合わせを検討することもあります。

💧 赤みのニキビ跡への効果

赤みのニキビ跡は血管の状態に関係しているため、ダーマペンよりもVビームレーザーなどの血管に特化した施術のほうが直接的なアプローチになることもあります。ただし、ダーマペンによる肌の再生促進やターンオーバーの改善が赤みの軽減に寄与することもあり、全体的な肌質改善の一環として効果が期待できます。

⚠️ ダーマペンの施術の流れ

初めてダーマペンを受ける方のために、施術の流れを詳しく説明します。クリニックによって多少の違いはありますが、一般的な流れは以下の通りです。

✨ カウンセリング・診察

初回は必ず医師によるカウンセリングと診察が行われます。ニキビ跡の状態や種類、過去の治療歴、アレルギーの有無、生活習慣などについて確認します。また、ダーマペンの仕組みや効果、リスク、期待できる効果について丁寧な説明があります。患者さんの肌の状態に合わせた針の深さや、導入する美容成分についても相談の上で決定されます。

📌 洗顔・クレンジング

施術前に化粧や皮脂を落とすために洗顔を行います。清潔な状態にすることで感染リスクを防ぎ、成分の浸透を高めます。

▶️ 麻酔クリームの塗布

施術による痛みを軽減するために、麻酔クリームを顔全体に塗布します。麻酔クリームが効くまでに20〜40分程度待機します。この時間はクリニックのリラクゼーションスペースなどで過ごすことができます。

🔹 麻酔クリームの除去と消毒

麻酔クリームを拭き取ったあと、施術部位を消毒します。衛生管理を徹底し、感染予防を行います。

📍 ダーマペンの施術

医師または医療従事者がダーマペンのデバイスを使い、施術部位に均一に針を刺していきます。ニキビ跡の状態によって針の深さを変えながら、額・頬・鼻・あご周辺など顔全体にアプローチします。施術中は針を刺す際に振動や軽い刺激を感じますが、麻酔クリームによって痛みはかなり軽減されています。顔全体の施術は15〜20分程度で終わります。

💫 美容成分の導入

施術後すぐにマイクロチャネルが開いた状態であるため、このタイミングで成長因子(グロスファクター)やヒアルロン酸、ビタミンCなどの美容成分を塗布して浸透させます。どの成分を使用するかはクリニックや施術プランによって異なります。

🦠 鎮静ケア

施術後の肌は敏感で赤みが出ているため、クーリングマスクや保湿ケアで肌を落ち着かせます。十分に鎮静されたことを確認したあと、仕上げの保湿・日焼け止めを塗布してから帰宅します。

🔍 ダウンタイムと副作用について

ダーマペンはレーザー治療などと比較してダウンタイムが少ない施術ですが、肌に直接針を刺す処置であるため、術後に一定の反応が起こります。事前に把握しておくことで安心して施術に臨めます。

👴 施術直後〜翌日

施術直後は顔全体が赤くなります。この赤みは日焼けのような状態に見えることが多く、触ると熱を感じることもあります。また、皮膚が軽くはれたように感じる場合もあります。この状態は多くの場合24〜48時間以内に落ち着いてきます。施術後の肌は非常に敏感なため、刺激を与えないことが重要です。

🔸 施術後2〜3日

赤みが引いてくるとともに、皮膚の表面が少し乾燥してくることがあります。薄い皮がむけてくることも(ピーリング効果)あり、これは細胞の入れ替わりが始まっているサインです。無理にはがさず、保湿を丁寧に行いましょう。

💧 施術後1週間前後

肌の状態が落ち着き、多くの方が通常の生活に戻れる状態になります。メイクについては施術の翌日から可能としているクリニックが多いですが、具体的な時期はクリニックの指示に従ってください。

✨ 考えられる副作用

まれに以下のような副作用が起こる可能性があります。針を刺すことによる点状の出血は施術中に起こることがありますが、通常はすぐに止まります。また、施術部位に感染が起こる可能性もゼロではないため、衛生管理が徹底されたクリニックで施術を受けることが重要です。ヘルペスウイルスを保有している方は、施術の刺激によって口唇ヘルペスが再活性化することがあるため、事前に医師に相談し、予防薬を処方してもらうことが推奨されます。

ニキビが活動期(炎症している状態)のときには施術を受けることができません。活動中のニキビに針を刺すと、炎症の拡大や感染リスクが高まるためです。また、日焼けをした直後の肌も施術には適していません。

Q. ダーマペン施術後のダウンタイムと過ごし方を教えてください。

施術後24〜48時間は赤みや熱感が続くため、飲酒・激しい運動・サウナは避けてください。洗顔はやさしく行い、スクラブなど摩擦を伴うケアも控えます。紫外線対策は特に重要で、日焼け止めを毎日塗布し帽子や日傘も活用しましょう。レチノールなど刺激の強い成分は約1週間使用を控えることが推奨されます。

📝 効果が出るまでの期間と推奨される施術回数

ダーマペンによる効果は1回の施術で劇的に改善するものではなく、肌の再生サイクルに合わせて徐々に現れてきます。コラーゲンが産生されて肌の組織が整うまでには時間がかかるため、継続的な施術が重要です。

📌 1回の施術後の変化

1回の施術後でも、肌のキメが整ったように感じたり、くすみが改善されたりといった変化を感じる方もいますが、ニキビ跡の根本的な改善には複数回の施術が必要です。施術後2〜4週間かけてコラーゲン産生が促進されるため、効果は施術直後よりも時間が経ってから実感できることが多いです。

▶️ 推奨される施術間隔と回数

一般的に、ダーマペンの施術は3〜4週間に1回の間隔で行われます。これは肌の回復と再生サイクルに合わせた間隔です。短すぎる間隔で繰り返すと肌への負担が大きくなるため、適切な間隔を守ることが大切です。

推奨される施術回数はニキビ跡の状態によって異なりますが、一般的には5〜10回程度を目安とするクリニックが多いです。軽度のニキビ跡であれば3〜5回で効果を実感できる方もいますが、深いクレーターや広範囲の跡がある場合には、より多くの回数が必要になることがあります。

🔹 効果の維持について

一定の回数を受けて満足のいく状態になったあとも、肌の加齢やニキビの再発などによって状態が変化することがあります。3〜6か月に1回程度のメンテナンス施術を行うことで、効果を維持しやすくなります。施術の頻度やメンテナンスの必要性については、担当医師と相談しながら決めていくとよいでしょう。

💡 ダーマペンと他の施術の組み合わせ

ニキビ跡の改善をより効果的に進めるために、ダーマペンは他の施術と組み合わせて行われることがよくあります。ニキビ跡の種類や状態に応じて最適な組み合わせが異なるため、医師のアドバイスのもとで検討することが大切です。

📍 ダーマペン+成長因子(グロスファクター)

ダーマペンで開けたマイクロチャネルを活用して成長因子を導入するのは、最もポピュラーな組み合わせの一つです。成長因子は肌細胞の増殖や再生を促進するタンパク質で、コラーゲン産生の促進に非常に有効です。ダーマペン単独の場合と比べて、より高い効果が期待できると考えられています。

💫 ダーマペン+ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは薬剤を使って肌の古い角質を除去し、ターンオーバーを促進する施術です。ダーマペンと組み合わせることで、色素沈着や赤みのニキビ跡へのアプローチが強化されます。ただし、ダーマペンと同日に行うかどうかはクリニックの方針や肌の状態によって異なります。

🦠 ダーマペン+ヴェルヴェットスキン(コラーゲンピール)

ヴェルヴェットスキンは、ダーマペンとTCA(トリクロロ酢酸)という薬剤を組み合わせた施術です。TCAをマイクロチャネルから真皮層へ浸透させることで、より深いコラーゲン産生の刺激が可能になります。ニキビ跡改善において高い効果が報告されており、多くのクリニックで取り扱われています。

👴 ダーマペン+フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーもニキビ跡治療に効果的な施術ですが、ダーマペンと交互に行うことでより多角的なアプローチが可能になります。ただし、2つを同時に行うことは肌への負担が大きすぎるため、施術間隔をあけて計画的に行うことが推奨されます。

🔸 ダーマペン+イオン導入・超音波導入

美白成分(トラネキサム酸・ビタミンCなど)のイオン導入や超音波導入をダーマペンと組み合わせることで、色素沈着のニキビ跡への効果を高めることができます。ダーマペンによって成分の浸透経路が一時的に開かれているため、成分の取り込みが効率よく行われます。

Q. ダーマペンを受けられない人の条件は何ですか?

現在ニキビが赤く炎症している活動期の方、妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方はダーマペンを受けることができません。また、免疫抑制剤を服用中の方、血液凝固に問題がある方、アクティブな皮膚感染症がある方も適応外です。施術前2週間以内に強い日焼けをした方も対象外となります。持病や服用中の薬がある場合は必ず事前に医師へ相談してください。

✨ ダーマペンが向いている人・向いていない人

ダーマペンはニキビ跡治療において幅広い方に対応できる施術ですが、すべての方に適しているわけではありません。自分がダーマペンに向いているかどうかを事前に把握しておきましょう。

💧 ダーマペンが向いている方

クレーターや毛穴の開きが気になる方は、ダーマペンの効果が特に期待できます。真皮層への直接的な刺激によるコラーゲン産生促進が、これらの悩みに直接アプローチするからです。

またレーザー治療を受けたいが、術後の日焼けのリスクを避けたい方にも適しています。ダーマペンはレーザーと比較して色素沈着のリスクが低く、肌の色の濃さを問わず施術を受けやすいという特徴があります。

肌全体のキメや質感を改善したい方にも、ダーマペンは有効です。ニキビ跡の改善だけでなく、肌全体のツヤやなめらかさの向上も期待できます。

✨ ダーマペンを受けられない方・注意が必要な方

現在ニキビが活動期(赤く炎症している状態)の方は、施術を受けることができません。炎症を悪化させる可能性があるため、ニキビが落ち着いてから施術を受けることが必要です。

妊娠中・授乳中の方は施術の安全性が確立されていないため、基本的に対象外となります。ケロイド体質の方も、刺激によってケロイドが生じるリスクがあるため施術が難しい場合があります。

免疫抑制剤を服用している方や、血液凝固に問題がある方、アクティブな皮膚感染症がある方なども施術の適応外となる可能性があります。持病や服用中の薬がある場合は、必ずカウンセリング時に医師に伝えましょう。

また、日焼けをした直後の肌は施術を受けることができません。少なくとも施術前2週間は強い紫外線を避けることが推奨されます。

📌 施術前後に注意したいポイント

ダーマペンの効果を最大限に引き出し、副作用やトラブルを防ぐために、施術前後に気をつけるべきことがあります。

📌 施術前の注意点

施術前2週間程度は、強い紫外線への露出を避けましょう。日焼けした肌への施術はリスクが高まります。レチノール(ビタミンA誘導体)配合のスキンケアを使用している方は、施術1週間前から使用を中止することを指示されることが多いです。肌が薄くなりすぎる可能性があるためです。

ヘルペスの既往歴がある方は、施術前に予防薬を処方してもらうことを医師に相談しましょう。また、施術当日はすっぴんで来院することが求められます。アスピリンや血をサラサラにする薬を服用している方は、施術前に医師に相談してください

▶️ 施術後の注意点

施術後の肌は非常に敏感で乾燥しやすいため、保湿ケアを丁寧に行うことが大切です。クリニックで処方や推薦されたスキンケアアイテムを使用しましょう。

紫外線対策は施術後特に重要です。施術後の肌はメラニン産生が活発になりやすく、色素沈着のリスクが高まるため、日焼け止めを毎日しっかりと塗布し、帽子や日傘なども積極的に活用しましょう。

施術後は肌への刺激を最小限にすることが求められます。洗顔はやさしく行い、タオルで強くこすることは避けます。スクラブや摩擦を伴うケアも控えましょう。

飲酒や激しい運動、サウナなど体が温まる行動は、施術後24〜48時間は避けることが推奨されます。肌の血流が増加してダウンタイムが長引く可能性があります。

レチノールやAHA(グリコール酸)など刺激の強いスキンケア成分の使用は、肌が回復するまでの1週間程度は控えましょう。

施術後に気になる症状(強い痛み・腫れ・膿など)が出た場合は、放置せずにすみやかにクリニックに連絡することが大切です。

🔹 継続的なニキビ治療の重要性

ダーマペンはニキビ跡の改善に効果的ですが、新たなニキビができてしまうと新しいニキビ跡が形成されてしまいます。ダーマペンによるニキビ跡治療と並行して、ニキビそのものの治療を継続することが、根本的な改善につながります。ニキビの原因(皮脂の過剰分泌・アクネ菌・角栓・ホルモンバランスなど)を医師に診てもらい、適切な治療を受けることで、新たなニキビ跡を作らない環境を整えることが重要です。

🎯 よくある質問

ダーマペンは何回受ければニキビ跡に効果が出ますか?

一般的には5〜10回程度を目安とするクリニックが多いです。軽度のニキビ跡であれば3〜5回で効果を実感できる方もいますが、深いクレーターや広範囲の跡がある場合はより多くの回数が必要になることがあります。施術間隔は3〜4週間に1回が推奨されており、肌の状態に合わせて担当医師と相談しながら回数を決めていくことが大切です。

ダーマペンの施術中や施術後の痛みはどのくらいですか?

施術前に麻酔クリームを20〜40分かけて塗布するため、施術中の痛みは大幅に軽減されます。施術中は針を刺す際の振動や軽い刺激を感じる程度です。施術後は日焼けのような赤みや熱感が出ることがありますが、多くの場合24〜48時間以内に落ち着いてきます。痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合は事前にご相談ください。

クレーター以外のニキビ跡(色素沈着・赤み)にも効果はありますか?

はい、一定の効果が期待できます。色素沈着にはダーマペンによるターンオーバー促進でメラニンが蓄積した古い細胞が入れ替わり、薄くなる効果が見込まれます。赤みのニキビ跡に対しても、肌の再生促進が軽減に寄与することがあります。ただし、色素沈着には美白成分の導入との組み合わせ、赤みにはVビームレーザーとの併用がより効果的な場合もあります。

ダーマペンを受けられない人はどのような人ですか?

現在ニキビが赤く炎症している活動期の方、妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方は施術を受けることができません。また、免疫抑制剤を服用中の方や血液凝固に問題がある方、アクティブな皮膚感染症がある方も適応外となる可能性があります。施術前2週間以内に強い日焼けをした方も対象外です。持病や服用中の薬がある場合は、必ずカウンセリング時に医師へお伝えください。

ダーマペン施術後のダウンタイム中に気をつけることは何ですか?

施術後24〜48時間は飲酒・激しい運動・サウナなど体が温まる行動を避けてください。紫外線対策は特に重要で、日焼け止めを毎日しっかり塗布し、帽子や日傘も活用しましょう。洗顔はやさしく行い、スクラブや摩擦を伴うケアは控えます。レチノールやAHAなど刺激の強いスキンケアは肌が回復するまでの約1週間使用を避け、保湿ケアを丁寧に行うことが大切です。

📋 まとめ

ダーマペンは、スキンケアでは改善が難しいニキビ跡に対して、肌の自己再生力を引き出すことでアプローチする施術です。特にクレーターや毛穴の開きに対して高い効果が期待できるとともに、色素沈着や赤みの改善にも寄与します。施術の仕組みは、微細な針で肌に穿刺してコラーゲン産生を促進するコラーゲンインダクションセラピーと、マイクロチャネルを通じた美容成分の経皮吸収促進という2つの柱から成り立っています。

ダウンタイムはレーザー治療などと比較して比較的短く、肌の色の濃さに関わらず施術を受けやすいという特徴もあります。ただし、効果を実感するためには複数回の継続的な施術が必要であり、1回で劇的な変化を求めるものではありません。また、現在ニキビが活動中の方や妊娠中の方など、施術を受けられないケースもあります。

ニキビ跡の状態は人によって大きく異なるため、まずは医師のカウンセリングを受けて自分の肌に合った治療プランを立てることが大切です。ダーマペンを含む複数の選択肢を検討しながら、ニキビ跡そのものの治療とあわせてニキビの再発防止にも取り組むことで、よりよい肌の状態を目指していきましょう。ニキビ跡でお悩みの方はぜひ一度、専門のクリニックにご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ跡(炎症後色素沈着・瘢痕)の種類や特徴、治療方針に関する診療ガイドラインの参照
  • 日本美容外科学会 – ダーマペンをはじめとするマイクロニードリング施術の適応・安全性・施術基準に関する専門的情報の参照
  • PubMed – マイクロニードリング(ダーマペン)によるニキビ跡治療の効果・コラーゲンインダクションセラピー(CIT)に関する臨床研究論文の参照

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