ニキビにいい食べ物とは?肌荒れを改善する食事と避けるべき食品

頬に手を当てている女性

ニキビに悩んでいる方の中には、「食べ物を変えたらニキビが減った」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。実際に、日々の食事内容は肌の状態と深く関わっています。スキンケアを丁寧に行っていても、食生活が乱れているとなかなかニキビが改善しないケースも少なくありません。この記事では、ニキビにいい食べ物とその理由、具体的な食事の取り入れ方、そして逆にニキビを悪化させる可能性がある食品について、医学的な根拠をもとにわかりやすく解説します。日常の食生活を少し見直すだけで、ニキビの改善につながることもあります。ぜひ参考にしてみてください。


目次

  1. 食事がニキビに影響する理由
  2. ニキビにいい食べ物【ビタミン類】
  3. ニキビにいい食べ物【ミネラル類】
  4. ニキビにいい食べ物【腸内環境を整える食品】
  5. ニキビにいい食べ物【抗炎症作用のある食品】
  6. ニキビを悪化させる可能性がある食べ物
  7. ニキビ改善のための食事習慣のポイント
  8. 食事だけでは改善しない場合はどうする?
  9. まとめ

🎯 食事がニキビに影響する理由

ニキビは毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌、アクネ菌の増殖などが主な原因とされています。しかし近年の研究では、食事内容が皮脂分泌量や炎症反応、ホルモンバランスに影響を与えることが明らかになってきており、食生活とニキビの関係に注目が集まっています。

皮膚は体の内側の状態を反映しやすい臓器のひとつです。食事から摂取した栄養素は消化・吸収を経て全身に届き、皮膚細胞の生まれ変わりや皮脂腺の働き、炎症を抑える免疫反応などに直接関わってきます。そのため、特定の栄養素が不足したり、逆に過剰摂取したりすると、肌のバランスが崩れてニキビが生じやすくなることがあります。

特に重要なのが血糖値の上昇と皮脂分泌の関係です。食後に血糖値が急激に上昇すると、インスリンというホルモンが大量に分泌されます。インスリンは皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増やすとともに、男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを活性化させることが知られています。男性ホルモンは皮脂腺を発達させる作用があるため、結果として毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい肌環境になってしまいます。

また、腸内環境の乱れも皮膚の状態と密接に関連しています。「腸皮膚軸」とも呼ばれるこの関係性では、腸内細菌のバランスが乱れると腸の粘膜バリアが低下し、有害物質が血流に入り込んで全身に炎症を引き起こすことがあります。この炎症が皮膚にも波及することで、ニキビの悪化につながると考えられています。

このような背景から、ニキビ治療においても食事指導が重要な役割を担うようになってきています。適切な食品を選ぶことで、ニキビの予防や改善をサポートすることができます。

📋 ニキビにいい食べ物【ビタミン類】

🦠 ビタミンA(レチノール・β-カロテン)

ビタミンAは皮膚の細胞分裂を促し、ターンオーバーを正常に保つために欠かせない栄養素です。ターンオーバーが乱れると古い角質が毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの原因となります。ビタミンAが十分に摂取できていると、毛穴の詰まりを防ぎやすくなると考えられています。

ビタミンAが豊富に含まれる食品としては、レバー、うなぎ、卵黄、チーズなどが挙げられます。また、体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンは、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、小松菜などの緑黄色野菜に多く含まれています。β-カロテンは必要な分だけビタミンAに変換されるため、過剰摂取になりにくく、野菜からの摂取は安全性が高いとされています。

👴 ビタミンB2・B6

ビタミンB2(リボフラビン)は皮脂の代謝に関与するビタミンです。皮脂の分泌が過剰になるとニキビが悪化しやすくなりますが、ビタミンB2は皮脂腺の働きを正常に保つのに役立つとされています。ビタミンB2が不足すると、口内炎や皮膚の炎症が生じやすくなることも知られています。

ビタミンB2を多く含む食品には、レバー、納豆、卵、乳製品、葉物野菜などがあります。

ビタミンB6(ピリドキシン)はホルモンバランスの調整に関与するビタミンで、月経前後のニキビ(いわゆる「生理前ニキビ」)に悩む女性に特に注目されています。ビタミンB6はホルモンの働きを正常化し、皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。

ビタミンB6が豊富な食品には、まぐろ、かつお、鶏むね肉、バナナ、ナッツ類などがあります。

🔸 ビタミンC

ビタミンCは強い抗酸化作用を持つビタミンで、皮膚にとって非常に重要な栄養素です。コラーゲンの生成を助け、皮膚のバリア機能を高める働きがあります。また、紫外線や酸化ストレスによる肌ダメージを軽減し、ニキビ跡の色素沈着(赤みや茶色みが残る状態)を改善する効果も期待できます。

さらにビタミンCには、炎症を抑える免疫機能をサポートする作用もあります。ニキビの炎症が強い時期には特に積極的に摂取したい栄養素です。

ビタミンCを多く含む食品としては、パプリカ、ブロッコリー、キウイフルーツ、いちご、じゃがいも、柑橘類(レモン・オレンジなど)が代表的です。ビタミンCは熱に弱い性質があるため、生のまま食べられる食品を積極的に取り入れることが効果的です。

💧 ビタミンE

ビタミンEは「肌のビタミン」とも呼ばれるほど、皮膚の健康維持に重要な役割を果たします。強力な抗酸化作用により、活性酸素が引き起こす細胞ダメージを防ぎ、皮脂の酸化を抑える効果があります。皮脂が酸化すると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの原因になることがあるため、ビタミンEの働きは非常に重要です。

ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで、相乗効果を発揮するとされています。ビタミンEを多く含む食品には、アーモンドなどのナッツ類、アボカド、植物油(ひまわり油・オリーブオイルなど)、かぼちゃ、ほうれん草などがあります。

💊 ニキビにいい食べ物【ミネラル類】

✨ 亜鉛

亜鉛はニキビ改善において特に注目されているミネラルのひとつです。亜鉛には皮脂腺の活動を抑制する働きがあり、過剰な皮脂分泌を防ぐ効果が期待できます。また、抗炎症作用や免疫機能のサポート、皮膚の修復を促す作用も持っています。

複数の臨床研究において、亜鉛の補充がニキビの症状改善に効果があることが示されており、亜鉛はニキビ治療において医学的な根拠がある栄養素とされています。

亜鉛を多く含む食品には、牡蠣(カキ)が特に豊富で、次いで牛肉(赤身)、豚レバー、カニ、チーズ、高野豆腐、ごまなどがあります。日本人は亜鉛が不足しがちとされているため、意識的に摂取することが大切です。

📌 鉄分

鉄分は酸素を全身に運ぶヘモグロビンの構成成分であり、皮膚細胞へのエネルギー供給にも関わっています。鉄分が不足すると肌のターンオーバーが乱れ、皮膚の免疫機能が低下することで、ニキビができやすくなる可能性があります。

特に月経のある女性は鉄分不足に陥りやすいため、注意が必要です。鉄分には動物性食品に含まれるヘム鉄と植物性食品に含まれる非ヘム鉄があり、ヘム鉄のほうが吸収率が高いとされています。

ヘム鉄を多く含む食品は、赤身の肉(牛肉・豚肉)、レバー、まぐろ、かつおなどです。非ヘム鉄を多く含む食品は、ひじき、小松菜、豆腐、納豆などで、ビタミンCと一緒に摂ることで吸収率を高めることができます。

▶️ セレン

セレンはあまり聞き慣れないかもしれませんが、抗酸化酵素の構成成分として皮膚を酸化ストレスから守る働きを持つミネラルです。セレンはビタミンEと協力して抗酸化作用を発揮し、皮脂の酸化を防いでニキビの予防に役立つとされています。

セレンを多く含む食品には、魚介類(まぐろ、かつおなど)、肉類、卵、小麦胚芽などがあります。通常の食事をしていれば不足することは少ないですが、偏食がある場合は意識してみましょう。

🏥 ニキビにいい食べ物【腸内環境を整える食品】

🔹 発酵食品

前述したように、腸内環境の乱れはニキビに悪影響を与えることがあります。腸内細菌のバランスを整えることで、腸の粘膜バリアが強化され、全身の炎症を抑えやすくなります。発酵食品には乳酸菌や酵母菌などの善玉菌が豊富に含まれており、腸内フローラのバランスを改善するのに役立ちます。

ニキビ改善に役立つ発酵食品としては、ヨーグルト、納豆、味噌、ぬか漬け、キムチ、チーズ、甘酒などがあります。毎日の食事にこれらを少しずつ取り入れる習慣をつけると、腸内環境の改善に効果的です。

ただし、ヨーグルトやチーズなどの乳製品については、後述するように人によってはニキビを悪化させる場合もあるため、自分の肌の反応を確認しながら取り入れることが大切です。乳製品が気になる方は、納豆や味噌などの非乳製品の発酵食品を中心に取り入れるとよいでしょう。

📍 食物繊維が豊富な食品

食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるのに欠かせない成分です。また、食物繊維は食後の血糖値の上昇を緩やかにする作用もあり、先ほど説明したインスリンの急上昇を防ぐことでニキビの予防に役立ちます。

食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と溶けない「不溶性食物繊維」の2種類があり、それぞれ腸内で異なる働きをします。どちらもバランスよく摂取することが理想的です。

水溶性食物繊維を多く含む食品には、オートミール、大麦、りんご、海藻類(わかめ・昆布など)、ごぼう、玉ねぎなどがあります。不溶性食物繊維を多く含む食品には、玄米、全粒粉パン、豆類、きのこ類、根菜類などがあります。

💫 水分補給も忘れずに

食べ物ではありませんが、水分補給も腸内環境と肌の健康に大きく関わります。水分が不足すると便秘になりやすく、腸内に老廃物がたまりやすくなります。老廃物の滞留は腸内環境を悪化させ、肌荒れの原因になります。

1日に1.5〜2リットルを目安に水分を摂ることが推奨されています。特にカフェインの入った飲み物や甘いジュース類は利尿作用や血糖値の上昇を招くため、できるだけ水やノンカフェインのお茶などで水分を補うようにしましょう。

⚠️ ニキビにいい食べ物【抗炎症作用のある食品】

🦠 青魚(DHA・EPA)

青魚に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、体の炎症反応を抑制する作用を持つことで知られています。ニキビは基本的に炎症性の皮膚疾患であるため、炎症を抑える食品を積極的に摂ることはニキビ改善に効果的です。

いくつかの研究では、オメガ3脂肪酸の摂取がニキビの症状を改善する可能性があることが報告されています。また、オメガ3脂肪酸は皮膚の水分保持機能を高め、乾燥を防ぐ効果も期待できます。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品としては、さば、いわし、さんま、あじ、まぐろ(特にトロの部分)などの青魚が代表的です。週に2〜3回を目安に取り入れることが理想的とされています。

👴 緑茶・ハーブ類

緑茶に含まれるカテキン(エピガロカテキンガレート:EGCG)は、強い抗酸化・抗炎症作用を持つポリフェノールの一種です。カテキンはアクネ菌の増殖を抑制する効果も報告されており、ニキビ予防に役立つ可能性があります。緑茶を飲む習慣は日本人にとって取り入れやすい方法のひとつです。

ただし、緑茶にはカフェインも含まれているため、過剰摂取には注意が必要です。ノンカフェインの場合はルイボスティーもポリフェノールが豊富で、抗酸化作用があるとされています。

🔸 トマト(リコピン)

トマトに含まれるリコピンは、カロテノイド系の赤い色素で、β-カロテンを上回るとされる非常に強い抗酸化作用を持っています。皮脂の酸化を防ぎ、紫外線ダメージから皮膚を守る働きがあります。

リコピンは生のトマトよりも加熱調理したトマトのほうが吸収率が高まるという特性があります。トマトソースやトマトジュース、トマト缶を使った料理などを積極的に取り入れることで、効率よくリコピンを摂取できます。

💧 ナッツ類・種実類

アーモンドやくるみなどのナッツ類には、ビタミンE、亜鉛、オメガ3脂肪酸(くるみの場合)など、ニキビ改善に役立つ栄養素が複数含まれています。間食にチョコレートやスナック菓子ではなく、素焼きのナッツ類を選ぶことで、ニキビに悩む肌をサポートできます。

ただし、ナッツ類は脂質とカロリーが高いため、食べすぎには注意が必要です。一日のひとつかみ程度(20〜30g)を目安にするとよいでしょう。

🔍 ニキビを悪化させる可能性がある食べ物

ニキビにいい食べ物を積極的に取り入れることと同時に、ニキビを悪化させる可能性がある食べ物を控えることも大切です。ただし、これらの食品はすべての人に同じように影響するわけではなく、個人差があります。「食べてみて肌の調子が悪くなる」と感じる場合は、量を減らすか、代替品を探してみましょう。

✨ 高GI食品(血糖値を急上昇させる食品)

GI(グリセミックインデックス)とは、食後の血糖値上昇の速さを示す指標です。GI値が高い食品を食べると血糖値が急激に上昇し、インスリンが大量に分泌されます。前述したように、インスリンの急上昇は皮脂分泌の増加とホルモンの乱れを引き起こし、ニキビを悪化させる要因になります。

高GI食品の代表としては、白米、食パン、うどん、菓子パン、ケーキ、クッキー、ポテトチップスなどのスナック菓子、砂糖入りの清涼飲料水などが挙げられます。これらを完全にやめる必要はありませんが、量を減らしたり、低GI食品に置き換えたりすることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

例えば、白米を玄米や雑穀米に変える、食パンを全粒粉パンに変える、うどんを蕎麦に変えるといった工夫が効果的です。また、食事の際に野菜や海藻を先に食べる「ベジファースト」も血糖値の上昇を抑えるのに役立ちます。

📌 乳製品

乳製品とニキビの関係については、いくつかの研究が報告されています。牛乳には成長ホルモンやIGF-1(インスリン様成長因子)が含まれており、これらが皮脂腺を刺激してニキビを悪化させる可能性があるとされています。また、牛乳に含まれるたんぱく質(カゼイン・ホエイ)もインスリン分泌を促す作用があることが指摘されています。

特に低脂肪乳や脱脂粉乳はニキビとの関連が強いという研究もありますが、まだ研究段階の部分も多く、すべての人に当てはまるわけではありません。牛乳を飲むのをやめた後に肌が改善したという経験がある方は、乳製品との関連を疑ってみるとよいかもしれません。

▶️ 飽和脂肪酸・トランス脂肪酸を多く含む食品

牛肉や豚肉の脂身、バター、ラード、揚げ物(フライドポテト、唐揚げなど)に多く含まれる飽和脂肪酸は、過剰摂取すると体内の炎症を促進させる可能性があります。また、マーガリンや一部のスナック菓子、ファストフードに含まれるトランス脂肪酸も炎症を引き起こしやすいとされており、ニキビに悪影響を与える可能性があります。

これらの食品を完全に避けることは難しいですが、揚げ物を週に食べる回数を減らす、調理油をオリーブオイルやえごま油などのオメガ3・9脂肪酸が豊富な油に変えるといった工夫をすることで、脂質の質を改善することができます。

🔹 チョコレート・砂糖を多く含む甘いもの

「チョコレートを食べるとニキビができる」というのは昔からよく言われますが、チョコレート自体が直接的にニキビを引き起こすかどうかについては研究結果が一致していません。ただし、砂糖を大量に含む市販のチョコレートは高GI食品のひとつであり、血糖値の急上昇を引き起こしやすいことは確かです。

カカオ含有量が70%以上のダークチョコレートには抗酸化成分のポリフェノールが豊富で、少量であればニキビへの悪影響は少ないとする見方もあります。チョコレートが好きな方は、砂糖の少ないハイカカオタイプを少量楽しむ程度にとどめておくとよいでしょう。

📍 アルコール

アルコールを過剰に摂取すると、肝臓に負担がかかり、代謝機能が低下します。また、アルコールは利尿作用があるため体内の水分を失いやすくし、皮膚の乾燥を引き起こすことがあります。さらに、アルコールの摂取は血流を増加させて炎症を悪化させることもあります。

ビールや甘いカクテルはカロリーが高く糖質も多いため、ニキビを気にしている方は飲酒量を控えることが望ましいです。

📝 ニキビ改善のための食事習慣のポイント

「ニキビにいい食べ物」を個別に取り入れることも大切ですが、日々の食事習慣全体を見直すことがより効果的です。以下に、ニキビ改善につながる食事習慣のポイントをまとめます。

💫 バランスよく食べることが基本

特定の食品だけを大量に食べたり、特定の食品を完全に排除したりする極端な食事制限は、必要な栄養素のバランスを崩してしまいます。炭水化物・たんぱく質・脂質の三大栄養素に加え、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることが、肌を健康に保つ基本です。

主食・主菜・副菜がそろった和定食のような食事スタイルは、栄養バランスが良いとされており、ニキビを気にしている方にもおすすめです。

🦠 食事のタイミングと食べ方にも注意

何を食べるかだけでなく、いつ・どのように食べるかも血糖値の変動に影響します。食事は3食規則正しく食べることが基本で、食事を抜くと次の食事で血糖値が急上昇しやすくなる「血糖値スパイク」が起こりやすくなります。

また、食べる順番を意識することも効果的です。野菜や海藻などの食物繊維を最初に食べ、次にたんぱく質、最後に炭水化物を食べるようにすると、血糖値の急上昇を抑えることができます。

👴 加工食品・インスタント食品を減らす

コンビニのお弁当やインスタントラーメン、ファストフードなどの加工食品は、高GI食材・飽和脂肪酸・食品添加物を多く含む傾向があります。忙しい日々の中ですべての食事を手作りすることは難しいですが、できる範囲で新鮮な食材を使った料理を増やすことがニキビ改善につながります。

🔸 腸内環境を意識した食生活を続ける

腸内環境の改善は一朝一夕にはいきません。発酵食品と食物繊維を毎日コンスタントに摂り続けることが大切です。ヨーグルトや納豆は毎日の食事に取り入れやすく、継続しやすい食品です。食物繊維も、毎食の副菜に野菜や海藻を取り入れることで継続的に摂取できます。

💧 食事日記をつけてみる

「何を食べるとニキビが悪化するか」には個人差があります。食事と肌の状態を記録する「食事日記」をつけると、自分にとってニキビに影響しやすい食品を見つけやすくなります。スマートフォンのアプリなどを活用しながら、食べたものと翌日以降の肌の状態を記録してみましょう。

💡 食事だけでは改善しない場合はどうする?

食生活を改善することはニキビ予防・改善に有効なアプローチですが、食事を変えるだけですべてのニキビが解決するわけではありません。ニキビは複合的な要因によって引き起こされるため、食事以外の要因も見直すことが大切です。

✨ 睡眠・ストレス・スキンケアも見直す

睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増加させてニキビを悪化させます。睡眠の質を高め、ストレスを適度に発散することも、肌の健康維持に欠かせない要素です。また、洗顔や保湿などのスキンケアも適切に行うことが重要です。皮脂汚れを落とすために洗いすぎると逆効果になることもあるため、肌質に合った洗顔料を使い、過度な摩擦を避けるようにしましょう。

📌 重症のニキビは皮膚科や専門クリニックで治療を

食事改善やスキンケアを続けても改善しない場合、または炎症が強い赤ニキビ・膿んだニキビ・しこりのようなニキビが多数ある場合は、皮膚科や専門クリニックへの受診を検討することが大切です。

ニキビの重症度に応じて、抗生物質の内服薬・外用薬、ビタミン剤、漢方薬、ピーリング治療、レーザー治療など、様々な医療的アプローチが存在します。特に炎症が強い状態で放置すると、ニキビ跡(色素沈着・凹凸のある瘢痕)が残りやすくなるため、早めに専門家に相談することを推奨します。

ニキビ治療アクネラボでは、患者様一人ひとりの肌の状態やライフスタイルに合わせたニキビ治療を提供しています。食事指導を含めた総合的なニキビケアについても、お気軽にご相談ください。

▶️ サプリメントを活用する場合の注意点

食事から十分な栄養素を摂取することが理想ですが、忙しい日々の中ではすべての栄養を食事だけで補うことが難しい場合もあります。そのような時には、亜鉛・ビタミンC・ビタミンB群などのサプリメントを補助的に活用することも選択肢のひとつです。

ただし、サプリメントは過剰摂取すると逆に体に悪影響を及ぼす可能性があります。特にビタミンAは脂溶性ビタミンで体内に蓄積しやすいため、過剰摂取に注意が必要です。サプリメントを始める前に、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

✨ よくある質問

食べ物を変えるとニキビは本当に改善しますか?

食事内容は皮脂分泌量・炎症反応・ホルモンバランスに影響するため、食生活の改善はニキビの予防・改善に効果的なアプローチのひとつです。ただし、効果が出るまでには数週間から数ヶ月単位の継続が必要です。また、食事だけですべてのニキビが解決するわけではなく、スキンケアや睡眠・ストレス管理との組み合わせが重要です。

ニキビに特に効果的な栄養素は何ですか?

特に注目されるのは「亜鉛」です。皮脂腺の活動を抑制し、抗炎症・免疫サポート・皮膚修復の作用があり、複数の臨床研究でニキビ改善への効果が示されています。牡蠣や牛赤身肉に豊富に含まれます。そのほか、ビタミンA・B群・C・Eも皮脂分泌の調整やターンオーバーの正常化に役立つ重要な栄養素です。

乳製品はニキビを悪化させますか?

牛乳に含まれる成長ホルモンやIGF-1が皮脂腺を刺激し、ニキビを悪化させる可能性があるという研究報告はありますが、まだ研究段階であり、すべての人に当てはまるわけではありません。乳製品を摂取した後に肌の調子が悪くなると感じる場合は、納豆や味噌など乳製品以外の発酵食品に置き換えることを検討してみてください。

ニキビを悪化させやすい食べ物を教えてください。

血糖値を急上昇させる高GI食品(白米・食パン・菓子類・清涼飲料水など)は、インスリンの過剰分泌を通じて皮脂分泌を増やしニキビを悪化させやすいとされています。また、飽和脂肪酸・トランス脂肪酸を多く含む揚げ物やファストフード、アルコールも炎症を促進する可能性があるため、摂取量のコントロールが大切です。

食事改善を続けてもニキビが治らない場合はどうすればよいですか?

食生活の改善を続けても症状が改善しない場合、特に炎症が強い赤ニキビや膿んだニキビが多数ある場合は、皮膚科や専門クリニックへの受診をおすすめします。放置すると色素沈着や凹凸のあるニキビ跡が残りやすくなります。医療機関では、内服薬・外用薬・ピーリングなど症状に合わせた治療を受けることができます。

📌 まとめ

ニキビと食事には深い関係があり、日々の食生活を改善することがニキビの予防・改善に効果的なアプローチのひとつです。今回の記事で紹介した内容を振り返ると、以下のポイントが重要です。

ニキビにいい食べ物としては、ビタミンA・B2・B6・C・Eを含む食品、亜鉛・鉄分などのミネラルを含む食品、発酵食品や食物繊維が豊富な食品、青魚やトマトなどの抗炎症・抗酸化作用がある食品が挙げられます。一方、高GI食品・乳製品・飽和脂肪酸の多い食品・甘いものの過剰摂取・アルコールはニキビを悪化させる可能性があるため、量をコントロールすることが大切です。

食事改善はすぐに効果が出るものではなく、数週間から数ヶ月単位で継続することが大切です。また、食事だけでなく睡眠・ストレス管理・スキンケアとのバランスも重要です。

食事改善を続けても思うようにニキビが改善しない場合は、専門クリニックへの相談をためらわないようにしましょう。ニキビ治療アクネラボでは、食事指導も含めた包括的なニキビ治療を行っており、あなたの肌に合った最適なアプローチをご提案しています。一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ガイドラインにおける病態・治療方針の根拠として参照。皮脂分泌・炎症・アクネ菌に関する医学的情報の裏付けに活用。
  • 厚生労働省 – 日本人の食事摂取基準におけるビタミンA・B群・C・E、亜鉛・鉄・セレンなどの推奨摂取量および食品別含有量の根拠として参照。
  • PubMed – 食事とニキビの関連性(高GI食品・乳製品・オメガ3脂肪酸・腸内環境)に関する臨床研究・システマティックレビューの科学的根拠として参照。

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